2011年7月30日

不退の御相伝

胎内にいる間に、佛との縁(佛縁)を結ぶ。
生まれてから『三帰三竟』で佛に帰依する。
無事に、この世に生まれさせてもらう。
徳川家康の母は、家康を懐妊した時、
「世を治める子供を授けて下さい。
世の中の為になる子を授けて下さい。」
と神佛に願を立てて、毎日祈った。
そして、水垢離をしている母の後ろで、白髪の老人が『不退の御相伝』をした。
その白髪の老人こそ、善知識であったと伝えられている。

水垢離・・・神佛に祈願するため、冷水を浴び、身体のけがれを去って清浄にすること。(広辞苑)


佛 智

不可思議な佛の智慧を戴く。
佛の徳を戴くのである。
これを戴いたから、学校の勉強がよくできるようになる等という、小さな小賢しい智恵ではない。
もっと大きな、佛の智慧である。
一生の間には、いろいろな難関にぶつかる事があろう。
その時、この佛の智慧によって、無事、その難関を切り抜いていけるのである。


お正念入れ

佛様に、正しい念(阿弥陀佛の命)を戴く。
念佛行者の信仰の指針(心の柱)として、お正念の入った佛様をお迎えします。
家の大黒柱となるもの。
また、希望により、御開祖の落款を戴く御縁があります。
ただし、各ご家庭でお祀りしている佛様にお正念を入れて頂く場合には、今までに、佛様を拝むことによって拝む人の念が入っているため、その雑念を抜き、正しい念、即ち、阿弥陀佛の命を入れて戴く。