2009年8月26日

御詠歌萬題


一番右の御詠歌
日蓮:裏の心を詠んだ句であると、ここでは教えている。
これは、昔は身延山久遠寺に掲げられていたものだが、いまは無いとしている。
表法華、裏念仏?だったか。
しかもこれは折り句といって、五七五七七で区切ると、頭の文字が「な・む・あ・み・た」となるから、ほんとうは日蓮は念仏だったと言っている。

しかし、これはただの御詠歌。
西国三十三観音にはじまり、庶民に広まったいった霊場巡りの御詠歌。
真言からはじまり、浄土思想が庶民に根付いた歴史。
後世に創られたものであることは明白であろう。
当然、日蓮が詠ったものではないことはすぐわかるだろう。

この「諸国霊場 御詠歌萬題」は京都での法座や相伝書解説のときに、最前列の方に、信じ込ませるために証拠として見せているものです。
こんなものを同行に信じ込ませ、あげく素直に受け入れないといけないと言っている教団。

ちなみに教団の勤行集にでてくる歌は、ほとんどがここにでてくる御詠歌ですよ。

3 件のコメント:

  1. はじめまして

    今教団側の勤行集見ています

    これは諸国霊場の御詠歌萬題を教団側の都合のいいように
    それぞれの宗派の開祖や神?の詠として また教団の教えに丸め込む形で説法しているということでしょうか

    諸国霊場の御詠歌萬題 調べてみます

    その他にうちには 教団側の
    浄土三部経
    観音経
    般若心経
    延命地蔵経
    の経本があります

    これらは全部でいくらくらいかご存知でしょうか
    また かかしさんもお持ちのものなんでしょうか

    これからも矛盾点やおかしい点など教えてください
    よろしくお願いします

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  2. こんばんは。
    教団の勤行集のほとんどの方の詠歌が載っていますよ。
    この御詠歌萬題のなかには、面白いことに
    釈迦如来や地蔵菩薩、阿弥陀如来などの詠歌もあります。
    もちろんその他いろいろ、さすが萬題というくらい載っています。
    教団の説法とかで使われるのは、日蓮や空海、行基菩薩あたりが多いと思いますけどね。

    経本ですか。
    私は、勤行集と父母恩重経だけですね。
    たしか最初にもらったものだと思います。
    それしか持ってませんので、他はわかりません。

    あと、匿名さんだと判りづらいので、何でもいいので名前をつけてお願いします。

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  3. 失礼しました
    匿名改めました

    最初にもらえるんですね
    父母恩重経はうちにはなかったです

    教団の勤行集の行基菩薩のところにある

    ホロホロと
    なく山鳥の 声聞かば
    父かとぞ思ふ
    母かとぞ思ふ

    これは 玉葉集(1312年)の行基(668~749年)の歌
    (↑年代で見ても 行基本人が読んだ歌ではないことは一目瞭然ですね)

    山鳥の
    ほろほろと鳴く 声聞けば
    父かとぞ思ふ母かとぞ思ふ

    から来ているんですよね
    山鳥とほろほろが入れ替わってるのは何か意味があるんでしょうか

    このこじつけも興味あるんですが・・・

    「三途の川 御詠歌」っていうのもありますね(笑
    「弥陀」とか「仏法」「無量」とかの語句だけで載せてるような・・・
    こういう言葉に敏感に反応しただけの御詠歌(笑

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